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自家歯牙移植

 こころ歯科松本です。涼しくなってきました、勉学の秋・・・早速情報いただきました論文の情報より内容と結論を

今回は自家歯牙移植についてです。
(論文はじっくり読むとして、全ての結論などはSNSからの抜粋です)
 コホート研究の論文でエビデンレベルとしては高い訳ではありませんが、経過観察期間が長く分母が比較的大きい、かつ日本での     研究ですので、患者様への説明として使用させていただきます。
自家歯牙移植とは
「保存不可能な歯を抜歯しなければならない時、自分の口腔内にある歯牙を抜歯して保存不可能となる歯の部位に位置を変えてあげること」です。  
例:「右下の奥歯の虫歯が大きくて抜かないといけない、そんな時にきのうしていない右上に親知らずがある、右下を抜いて右上の親知らずを右下のところにもっていってあげる治療」
   
    言葉で書くとなおさらわからん・・・・・

論文の内容です

論文の内容です
結論:年齢を考慮すると治療の選択肢としては提示できるレベルである。
対象:552人 平均年齢 男性44.6歳 女性43.7歳 合計614本 
観察期間:平均5.6年
供給歯:上顎8番36.8% 下顎8番37.1% 小臼歯が5% 
需要部位:下顎6番32.6% 下顎7番が28% 上顎6番が13.2% 上顎7番が10.9%
最終補綴:単冠72.5% ブリッジ支台 18.9% オーバーデンチャー支台7.7% その他1%
成功率: 79.1% (累積生存率は5年55.6% 平均生存期間は13.8%)
   40歳以下を対象とする場合が統計的に有意に生存率が高い 

もっと詳細は論文を読んでからにしますが、この数値は実際の臨床上でもよくあるケースだと思います。
親知らずを保存することでのメリットデメリットをよく理解し生活背景など条件ももっと細かく読み取らなければならないとは思いますが、
自分の持っている治療オプションの一つとして自家歯牙移植にかんして学んでいてよかったと思える論文でした!

さらなる自家歯牙移植の高みを目指してこの成功率論を上回るよう頑張ります。

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