マイクロスコープ
WHAT IS A MICROSCOPEマイクロスコープとは
肉眼では見えないもの、見えにくいものを4倍から20倍までに拡大し、細部まで観察できるという技術を搭載している歯科用顕微鏡です。
日本の施設での普及率は3%
日本の歯科医院における普及率は3%と言われています(2020年現在)。細部までみえること、見えないものが見えることで、従来のレントゲンを参考にしながら経験と勘で行う治療と比べ、むし歯の取り残しや根っこの中の汚染物質の取り残し、歯石の取り残し、再治療の頻度に大きな差がでます。このマイクロスコープを用いることで一番大きな利益を得るのが患者さんご自身です。
精密な診断 精密な治療
精密な診断、精密な治療により感染の除去、そして再治療をなくすことで、ご自身の歯を長期に維持でき、口腔内の健康をより良い状態で保つことに繋がります。
当院では、「ご自身の歯を使って食事をしてもらいたい。」そんな思いでマイクロスコープに出会い導入いたしました。
SURGICAL MICROSCOPE様々な可能性に満ちた
手術用顕微鏡マイクロスコープ
当初はマイクロスコープの目的は根管治療に重点を置いていましたが、虫歯の治療、外科治療、修復治療を行うことで、「侵襲を最小限に抑えられる(低侵襲)」「治りのスピードも早まる」「被せ物・詰め物の精度がいい」などのメリットから、多方面への臨床応用について様々な試行錯誤が始まります。肉眼では得られなかったデータや精密治療の実績が増えていく中で、治療の適応範囲が広がっていったわけです。
結果として、歯のひびや亀裂の観察、顕微鏡下での歯周再生治療など、様々な患者様のお悩みと対峙するようになりました。
今度はその実感を患者様と共有したいという思いで、見ていただくためにマイクロレコーダーを導入し、マイクロスコープの画像を共有し合うことで患者様とのコミュニケーションの仕方も変わりました。患者様にとっても、新しい治療の選択肢を気軽に理解できるので、より納得して治療へと進めると喜びの声をいただいています。
長期経過の観察のため、治療前、治療後の結果報告、小さいお子様の見つけにくい虫歯まで画像を通して見せられることで自信を持って患者様への治療提案がおこなえるようになりました。
THERE ARE DIFFICULT CASES保険診療では難しい
ケースもあります
当院では保険診療・自費診療関係なくマイクロスコープによる治療をおこなっており、多くの医院では自費治療を中心に行われることが多いのですが、治療に欠かせない道具となっているため使用に差はありません。
ただケースによっては使う材料、治療方法により保険の範囲内ではお応えできないケースがあります。当院ではそのようなマイクロスコープのメリット・デメリットをしっかりお伝えしています。
THE PATIENT WHO HOPESマイクロスコープ治療を
ご希望される患者様へ
マイクロスコープによる治療は、今までの歯科治療と異なる考えも多いので、初診時は説明に時間をかけています。確かにマイクロスコープは優れた治療機器ですが、決して万能ではありません。
満足いく結果に結びつけるには、精密治療のメリットとデメリットに患者様が納得していただき、治療のモチベーションを高めることが必要不可欠です。そのため、出来ればマイクロスコープのことを少しでも知った上でお越しいただければ幸いです。
「別の治療の選択肢を探している」「なんとか歯を残したい」など、真剣に症状と向き合っている患者様のお悩みを解決できるよう、全力で診療に取り組みます。