神経のない歯が弱いのか・・・・
こころ歯科松本です
歯の神経を抜いた後、歯が弱くなる、と説明を受たことがあると思いますし、私もそのような話を教えられたことがあります
根管治療が歯を弱くさせるのかどうか?と神経がなくなった歯が弱くさせるかどうか?
結論からいうと、歯を弱くさせる大きな要因は根管治療をしたり、神経をとってしまうことが原因ではなく、削った大きさのエリアによる問題と言われております。
この言われている・・・・というのはこんな有名な先生が言ってたからですよ〜ではなくちゃんと論文として結果を出しており、それが消えることなく長年にわたり重要視されているという意味です。
Reeh, Ernest S., Harold H. Messer, and William H. Douglas. “Reduction in tooth stiffness as a result of endodontic and restorative procedures.” Journal of endodontics 15.11 (1989): 512-516. が一番結果がわかりやすい論文でした。それではその問題をクリアーするためにどうするべきか・・・「被せましょう」「被せ物にしますね」ということばから「セラミックにしますか、銀歯にしますか?」と質問が来ると思います。。。これにも実際どの素材がいいか、剛性が強いかなどとこれに続く論文があります。
長くなるので結論に・・・神経を取ることより虫歯などによって歯質を失い、どの範囲失うかで歯のたわみ、剛性が変わってきます。どんなことが起こるのか歯が割れてしまうのです。
そういうことを防ぐためには神経の有無に関わらずできるだけ被せるエリアを虫歯のところだけじゃない方がいいですよ〜というのが昔からの考え方。
接着などの進化により々変わりつつあるけど、神経がなくなったら確かに被せるようなエリアになってるのは確か、でも神経が残っていても被せるような方が歯の剛性を獲得するためには必要であるというのが正しい表現かと。。。
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